とうとうベトナム戦争を超えた!? 米国の新型コロナ死者数
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは
“目に見えない戦争”
と言われているが、
歴代の戦争と比較可能な数字が1つだけある。
犠牲者の数だ。
2020年2月6日、米国で初めてCOVID-19の犠牲者が出た。
それから2カ月余りたった4月11日、
米国はイタリアを抜き、COVID-19死者数が世界で最も多い国となった。
さらに4月28日、COVID-19の死者数は、
9年間にわたるベトナム戦争で命を落とした米国兵士の数を超えた。
28日時点で米国における感染者数は100万人を超え、そのうち5万8365人の命が失われた。感染者数は全世界の3分の1、死者数は4分の1に相当する。
米国のCOVID-19死者数は
朝鮮戦争、第1次世界大戦で命を落とした米国兵士の数も上回っている。
米国立アレルギー感染症研究所の所長アンソニー・ファウチ氏は3月末、
10万〜20万人の米国人がCOVID-19で死亡するという試算を発表した。
10日後、ファウチ博士はその数を6万人に引き下げたが、
5月1日時点ですでにその数を超えている。
これまでのデータは、
感染者が男性と有色人種に偏っていることを示唆している。
4月27日に発表された研究結果によれば、
米国の死者数の20%以上をアフリカ系の人々が占めるという。
死亡率は白人の2.7倍だ。
米国人の大部分が思い出すことのできる戦争や災害と比較した場合、
今回のパンデミックはさらに恐ろしい記録を打ち立てる可能性がある。
アメリカ国内の感染者数が爆発的に増えた理由は
いろいろ言われているが
(参考資料
「NYはなぜ世界最多の新型コロナ感染都市になったのか?」
それにしても戦争で死去する人数よりも多いということを
読者の皆さんはどうとらえるでしょうか?
自分はこれを知って
改めて新型コロナウイルスの恐ろしさを知ることが出来ました。
日本はまだここまでの感染爆発は起こっていませんが
こういう風な事態は絶対に起こさないように
アメリカの失敗からいろいろ学ばなければならないと考えています。
【米国の新型コロナ死者数、ベトナム戦争を上回る】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは目に見えない戦争と言われているが、歴代の戦争と比較可能な数字が1つだけある。
犠牲者の数だ。
2020年2月6日、米国で初めてCOVID-19の犠牲者が出た。
カリフォルニア州の57歳女性だ。
それから2カ月余りたった4月11日、
米国はイタリアを抜き、COVID-19死者数が世界で最も多い国となった。
さらに4月28日、COVID-19の死者数は、
9年間にわたるベトナム戦争で命を落とした米国兵士の数を超えた
(戦場の外で死亡した兵士は含まれていない)。
28日時点で米国における感染者数は100万人を超え、そのうち5万8365人の命が失われた。感染者数は全世界の3分の1、死者数は4分の1に相当する。
1964〜1975年のベトナム戦争では、推定4万7434人の米軍兵士が戦闘で命を落とした。別の理由で死亡した1万786人を加えると、戦場での死者は5万8220人になる
(戦争に関わる死者数の統計は兵士か民間人か、戦場か戦場以外かで区別される)。
米国のCOVID-19死者数は
朝鮮戦争、第1次世界大戦で命を落とした米国兵士の数も上回っている。
朝鮮戦争の死者数は戦死者と戦場での死者を合わせて3万6574人、
第1次大戦は戦死者だけで5万3402人だ。
イラクとアフガニスタンの戦争で死亡した米軍兵士は合わせて7000人以下だった。
米国立アレルギー感染症研究所の所長アンソニー・ファウチ氏は3月末、
10万〜20万人の米国人がCOVID-19で死亡するという試算を発表した。
10日後、ファウチ博士はその数を6万人に引き下げたが、
5月1日時点ですでにその数を超えている。
これまでのデータは、
感染者が男性と有色人種に偏っていることを示唆している。
4月27日に発表された研究結果によれば、
米国の死者数の20%以上をアフリカ系の人々が占めるという。
死亡率は白人の2.7倍だ。
近年、米国内でこれほど多くの命が失われる出来事はなかった。
最後に歴史的な死者数が記録されたのは1918年。
スペインかぜと呼ばれるインフルエンザのパンデミックによって、67万5000人の米国人が命を落とした。